23 February 2009

アイスキャンディー講習会

21日(土)晴れ 新宿7時発のあずさで9時過ぎに茅野へ到着。バスの待ち時間にTACカフェに寄ってタクさんのキャラメルラテを‥と思っていたが、まだ開店しておらずがっかり。バスはほぼ満席。大きな荷物を背負った20人ほどのグループと同乗となる。前日、1時間しか寝ていないので、若干効きすぎの暖房の中で爆睡。美濃戸口発10:30、すばらしい天気の中を一人気持ち良く歩いて12:40に赤岳鉱泉着。降雪があったのだろう、小同心大同心は真っ白。アイスキャンディーではいつもお会いする方々が既に氷に取り付いて楽しそうに登っている。小屋のチェックインを済ませると、小屋の中学生の息子さんが部屋まで案内してくださった。しっかり、部屋の説明や案内をしてくれ、立派だ。部屋奥のカドの廊下側窓側の布団でちょっとうれしかった。

13時から江本悠滋さんの講習会。いつも親切に情報をくださるJちゃん、今回はこられなかったコンペ&本ちゃんクライマーのRちゃんから講習会を薦められ参加。受付で聞くと今回は15人ほど参加者がいるという。人数が多いため、初心者と中級者のグループに分かれる。私は初心者グループを希望。初心者グループは小屋社長の柳澤さんが担当してくださる。自分の登りは客観的に見ることができないので、アドバイスはとても参考になった。どうやら闇雲にアックスを突き刺し、アイゼンを蹴り込んでいるらしい。韓国でも、私の登りを見た人は一様に「あー、だめだめ」と言ってきたから、何かが違うらしいということはわかっていたのだが‥。柳澤さんからのアドバイスは「とにかくゆっくりでいいから、手と足を良く見て登る」。やってみると、実に効果的だった。自分でも、登りが安定してきたのが実感できる。まわりからも「うまくなった」とか言われるようになって、その気になってきた。そのうちに、柳澤さんの指示で、初心者グループでヤル気ダントツのIさんと一緒に私も江本さんの担当する中級に昇格させてもらうことができたのであった。

江本さんの指導は、噂どおり、有益だった。内容としては、1)アイゼンなしアックスのみで登る 2)アックスなしアイゼンだけで登る 3)限定ルートを登る。Iさんとパートナーを組んで、それぞれの課題をこなす。Iさんはクライミングそのものをはじめたばかりと思えないほど、安定しているし上手だ。なにより肝が据わっている感じ‥。江本さんはグループ10人くらいをまとめて見ているのだが、登り終えると一人一人に的確なアドバイスをひとことずつかけてくださる。中でも、目からウロコだったのは、アックスの振り方。私は、アックスが決まらないのはマトリックスちゃんが軽すぎるせいだと思い込んでいたのだが、そうではなく、自分の振り方が違っていたことに気づくことができ、大いなる勘違いから脱却することができた。ルートの下の方で、江本さんがペンキで点をいくつも書いてくださって、その点を狙って、手を伸ばした位置から正対してアックスを打ち込む練習。振っただけでスパーンとアックスが効いている感覚を覚えることができ、もう涙がでそうだった。これこそ、私が求めていた感覚。技術的に弱いところを、言葉だけではなく、体感で覚える感覚を教えてくれる江本さんはやっぱりすごいな、と思った。

部屋に帰ると、講習会を受けていた方が他にもいらっしゃって、うれしかった。夕食をご一緒させていただく。お話を聞いていると、お一人はかの有名なアルファブロガーのE氏とそのお仲間であることが判明。そのうちのお一人はなんとあのW氏を成田空港確保に成功されたKさん、そしてもう一人は今日パートナーを組んだIさんだった。3人とも気さくで、とても楽しい時間をご一緒させていただく。後からE氏と親交があるMさんや江本さんも加わって盛り上がった。途中質問上手なJちゃんとOさんが加わって、江本さんのトレーニング談義も聞けて大いなる収穫。江本さんは日常のトレーニングに人工壁に行くが、登ってみて調子が出ないなと思ったら30分でもさっさと引き上げるのだという。トレーニングは集中して行う。だらだら何時間もジムにはいない。ボルダー壁を1時間みっちり登り込む。グレードは高くなくてもいい。体作りが目的なので、登り込みながら自分の体の弱く強化が必要な部分を感じ取っていく。ジムで高グレードを登るとかえって体を壊すことにもなるので気をつける、とのことであった。となりのテーブルでも、かっこいい憧れのクライマーAさんたちがアイス談義(おそらく)で盛り上がっていた。

22日(日) 晴れのち曇り 9時から講習会。今日は江本さんは別のグループで指導とのことで課題が与えられる 1)アップのために普通に登る 2)素手でアイゼンのみで登る 2)限定でアックス打ち込み回数を数えながら登る(より少ないほど良い) 4)限定ルートを登る であった。まずは、アップで普通にのぼるが、昨日の筋肉痛があり、疲れを感じてイマイチ乗れず。気持ちも少し落ち込み気味に。素手でアイゼンのみで登ると、アイスのでこぼこの多いルートだったので思ったより案外登れることがわかり面白い。ただし、フリーを登っている感覚になって、足もキョン系になっていたりして、果たしてこれでいいのか、と思うが、江本さんに質問すると「アイスだから特別な登り方をイメージするけれど、自然に登れればそれでいいので、フリーの形になってもそれでいい」のだそうだ。アックスの打ち込み回数を少なく登る課題では、思った以上に打ち込み回数があることが判明。同じ箇所に何度も打ち直すこともあるし、だいたい効率的に高度を稼いでいないことがわかる。2度目以前にもお会いしたことのある方に声をかけていただいて、アドバイスをいただきながらトライすると、5回回数を減らすことができた。限定ルートは、一応上までノーテンションで行くことができ、うれしかった。その後は、他の限定ルートなどいくつ か登る。かぶり気味のルートでは、限定が厳しく頭を使ってムーブを考えなければならなかった。なんとか核心部をクリアでき、うれしい。昼頃氷の掃除をして、解散。家がとても近いことが判明したE氏の車に同乗させていただき、なんと9時には帰宅することができ感謝。

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