10 January 2010

初山@八ヶ岳

9日(土)晴れ 新宿7時発特急あずさ1号に乗るべく、家を出発。南口のドトールでお決まりのジャーマンドッグと豆乳ラテを買い込む。立川駅で合流する久美さんに号車と席の位置をメールしてから朝食。12月中に一度アイスクライミングに行きたいと相談していたけれど調整がつかず、今回がシーズン初となった。八ヶ岳に向かう。

本チャンでザイルを組むのは初めてなので、まずは裏同心ルンゼへ、ということで意見が一致。車窓からは富士山が美しくのぞめるほど天気が良く、楽しみだ。

赤岳鉱泉は今年からテント泊でもアイスキャンディーが利用できるようになったと聞いていたが、相談の結果小屋泊まりにした。テントやシュラフがないので荷物は少ないはずだが、なぜかザックが大きくなってしまった。立川で合流した久美さんも「荷物が大きくなった」と嘆いている。でも、それは50mロープしか持っていない私のために、60mを2本持ってきてくれたため。明らかに私よりはコンパクトにまとまっている。

話をしているうちにあっという間に茅野駅着。美濃戸口行きバス停には既に人の列が。バスに座り切れないくらいになり、臨時でもう一台バスがでることになった。

美濃戸口からは人もばらけて、話ながら適度なペースでずんずん進む。ぽかぽかと日差しが暖かく気持ちがいい。

小屋には13時半着。チェックインの人たちで混み合う入口で、オーナーの柳沢さんに新年のご挨拶。去年はひとりアイスキャンディーに通っていたので、少々迷惑な客だったと思うが、とてもとても良くしてくださった。なんと、今回も顔を覚えていてくださったうえ、白ワインの差し入れまでいただいてしまう。お土産を持参すべきだった。

翌日早朝に出発する予定だったので、初めて個室を利用することにした。四畳半程度の部屋にはコタツがあり、家でくつろいでいるみたいだ。ちょっと贅沢だけど、正解だったねと言いあう。道具を整理して、早速アイスキャンディーへ。隙間を狙い、裏側の比較的簡単な面にトップロープを張る。去年覚えた感覚でアックスを振ってみるが、気持ちよく刺さらない。簡単なムーブでも前腕がすぐにパンプ。昨シーズンの後半に少し力がついてきた気がしていたけれど、一からやり直し。夏に精進しなかったのだから当然の結果だろう。

夕食前に部屋に戻り、それぞれ持参したワインで乾杯。私は酒がそれほど強くないので、ホットワインにしてちびちびと飲むが、久美さんは結構なペースで飲んでいる。夕食に呼ばれ食堂へ移動すると満席。この日は160人が宿泊していたという。温かいビーフシチューやサラダ、リンゴやキウイのデザート。赤岳鉱泉の食事はいつも美味しい。

食後、柳沢さんから裏同心ルンゼの情報をいただく。今日登りにいったパーティーによると、正月の降雪でほとんど滝が埋まってしまっているとのこと。おまけに、雪崩の危険もありそう、という。過去にも雪崩事故が起きているし、ここは無理せず転向しようと意見が一致。部屋にもどり、計画変更の相談。結果、文三郎から赤岳にアタックし、その後ジョーゴ沢でリードの練習をするということで合意。

翌日のギアの準備。布団をこたつで暖めておいて、21時前の暖かいうちに就寝。

10日(日)降雪午後から晴れ 4時起床。持参したコンロで温かい飲み物を作り、簡単に朝食を取る。暗いうちから歩きはじめる計画だったので5時に外へでると雪が降っている。ヘッドランプを頼りにけっこういいペースで中山尾根を越えて文三郎尾根へ。いつも思うが、文三郎尾根はなかなかの急登だ。ぐんぐん高度を稼ぎ、森林限界となる前に1ピッチ切って休憩。2ピッチ目明るくなりはじめると、さらに風が強くなってきた。息を上げながら黙々と登るのが、なんだかすがすがしくて気持ち良い。久美さんは体力があるので、自分ががんばって登るくらいでちょうどよいのだ。

時頂上に到着。まつ毛が凍っている。マイナス15度くらいにはなっているかもしれないね、と話す。小屋の裏で多少は風を除けられる場所を探し、温かいものを飲んで食べ物を取っておく。風は相変わらず強いので、さっさと下ることにする。下山中、ぞくぞくと登ってくるパーティーとすれ違った。

楽しみながら下って小屋には8時帰着。コンロで飲み物などを作り改めてゆっくり食事。窓から天気を眺めるが雪は相変わらず止みそうにない。それでも、どうしても氷が登りたかったため、準備してジョーゴ沢へ。F2まで歩くが誰もいなかったので、ここで遊ぶことに決める。準備をしていると、上から懸垂で下ってくるパーティーあり。スクリューを手早くセットしたりなど、簡単ながらいいリードの練習ができた。

小屋に戻り、下山の準備をしていると聞き覚えのある松永さんの声が。アイスキャンディー常連メンバーだ。いつも変わらない明るさに心が和む。今年もよろしくお願いします、とごあいさつしたものの、今年私はあまりアイスキャンディーに通わないかもしれない。松永さんは冬はアイス、夏はトレイルランとタフでアクティブな活動をされていて、いつも楽しそう。どこにいてもきらきらと輝いている。

美濃戸口4時32分の最終バスに乗るべく、赤岳鉱泉発。アイスキャンディーを登るみなさんにごあいさつ。下山をはじめたころにやっと雪が止み、ぽかぽか陽気となった。とりとめない話をしながら歩く。途中野沢菜漬を購入。茅野から接続の良いあずさに乗り、20時半には家に帰宅。

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