13 January 2011

韓国クライミングトリップ中盤編

1月11日(火)晴れのち雪

8時に声をかけられたが起きられず、布団の中でのんびりしてから9時頃にゆっくりと起き出した。朝食のパンとサラダ、リンゴのジュースをいただいた後で、ケイさんが今まで行った登攀のビデオをみんなで見て盛り上がる。私も見たことのない貴重な映像もあり、本人の解説付。なんて贅沢なんだろう。

今日は14時に到着する予定のアマノさんとマリさんを空港で出迎える日なので、午前中はのんびりと過ごす。韓国の三大山雑誌(「山」、「山と人」、「E-mountain」)について教えてもらう。昼はカルビタンで有名だというお店へ。塩味のスープに柔らかいカルビが入って美味。暖かくてパワフルだった。
14時に空港へ到着すると、なんと雪が降り始めたがOFFの日なのでちょうど良いねと話す。空港には、今回の主催者である金さん、季さん、張さんが出迎えてくれていた。ケイさんに彼らを紹介してもらう。本当に、明るく暖かい感じのする人たちでホッとしてうれしくなった。14:30に無事アマノさんとマリさんも到着し、合流。

この日はソウル市内で彼らが手配してくれた宿へ。女性3人はオンドル部屋、アマノさんはひとりベッドの部屋でちょっとさびしそう。夜は、街へ繰り出して焼き肉をご馳走になった。ケイさんが以前パキスタンで会ったという日本語が上手な奇さん、週末に行われたアイスワールドカップに行っていたというメンバーやメーカー関係者、イタリアから見学に来たという女性クライマーのAnaも加わり、いつの間にか大人数の飲み会となる。
2次回は、我々に気を使ってくれたのか日本式の居酒屋で、熱燗など。飲み会の熱さは韓国も日本も似たようなものだろうか。ホテルには24時に帰着。1月12日(水)晴れ

7:00に起床し、荷物を車に詰め込む。豆腐チゲの店で朝からボリューム一杯の朝食をとってから、パン屋のカフェでモーニングコーヒーをいただいて出発。

途中、金さんのがご両親と暮らす家に立ち寄る。前夜、マリさんにインスボンのルート図集をあげる約束をしたので渡したい、と。見ると、写真入りの希少本のようだった。本当に彼らはやさしいのだなあと思う。
今日は初日に申さんと来た、華川のDan San 氷壁へ再び。金さんがリードして真ん中にトップロープを張ってくれ、左の氷をマリさんがリードしてトップロープを張ってくれた。ケイさんとアマノさんはケガ後のリハビリ中なので無理せずリードはしないのだが、トップロープでも彼らの登りの美しさがわかる。アルパインクライマーの安定した登り。別グループのトップロープを借りたりしながら、みな思い思いに登らせてもらう。平日で前回と比べて人が少ないため、落氷も少ないのがなにより。思い切って登ることができた。
この晩は氷壁からすぐの宿に投宿。オンドル部屋の貸出のみなので、食事と風呂を求めて車で華川の町へ繰り出す。昔ながらの銭湯のようなお風呂で女性はアカスリで時間を食う。夕食は中華料理屋で、酢豚や八宝菜、炒飯や麺など大皿をみなでつつく。町のアーケードでは川魚祭りのイルミネーションが美しい。この日も、宿へ酒を持ち込んで宴会。ゲームなどしながら盛り上がる。
1月13日(木)晴れ

7:00起床。コーヒーを飲んで、パッキング。町の定食屋でビビンパなど思い思いのものを頼んで朝食。

今日は3時間ほどのドライブで厚州のPande氷壁へ向かう。途中、米でつくった団子屋さんへ立ち寄ったり、カンヒュンの岩場に立ち寄ったり。岩場ではもちろん、見学だけではなくボルダーをはじめる張さん。マリさんは奥のケーブに入り込んで、過去実はケイバーであったことを告白していた。
パンデの氷壁ではこの日、翌週のTNFのコンペのためにルートセットが行われていて、立ち入り禁止と言われたらしいのだが、金さんが頼み込んで登らせてもらえることに…。
ルートセットが行われている横で、中央の60mのルートを張さんがリード、右奥の20mのルートをマリさんがリードしてトップロープを張ってくれたお陰で、楽しませてもらうことができた。
写真は、中央のルートをリードする張さん。さすがにパンプするようで、腕を振りながら登っていた。トップロープで登らせてもらったが、私の場合は、まさに泣きが入りそうになりながらもなんとかテンションかけずにがんばって登ると言った感じ。ケイさんの絶妙な応援とビレーに感謝。

夜はサウナに立ち寄ってから、韓国式の料理屋へ。マッコリのうわばみを飲むという、アップルサイダーのような味のマッコリを初めて飲んだが、とっても美味しい!石焼のご飯に、赤だしの味噌で煮込んだ豆腐などを食べながら、豚肉とニンニクをサンチェで包んで食べるものや、焼き魚、ナムルやのりなどなど。とにかく、どれも味が美味しくて、感激。彼らの強さの秘密は食にもあるのではと思う。

1月14日(金)雪のち曇り

7:00起床。コーヒーを飲んでからパッキングをして出発。今日は、金さんや張さんが勤めるK2の社内登山があるので、同行するのだという。途中サービスエリアで朝食をとる。稚魚の入ったチゲと豆のごはんの定食。
集合場所に到着すると、大型バスで集まってきた社員が100人以上。自社のジャケットのみならず、他社製品を着ている人も。トレッキングシューズに軽アイゼン。アマノさんがすかさず「この軽アイゼン日本に持ってきたら売れそうですね」と写真を撮っている。仕事柄韓国的な装備や山ガール的ファッションを見るとカメラを向け情報収集に余念がない。会社が用意してくれたランチがみなに配られている。辛ラーメン、キンパ(太巻)、揚げ菓子、チョコなど。一方、けいさんも「氷点下なのに凍らない太巻きはすごい!日本でも作ってみよう!」と食のリサーチに余念がなかった。100人以上で冬山を社員登山…。すごい規模である。頂上では自社の旗を掲げで記念撮影。士気高揚といった感じが伝わってくる。

下山路は天気は徐々に回復したものの、氷化してツルツルの個所が多く、軽アイゼンを持たない私たちは、緊張しながら下ったのだった。

No comments: